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消毒


朝晩少し寒さを感じる日もあり、冬がすぐそこまで来ているんだなと感じる季節になってきました。晴れ間も出てはいますが雨も依然として多く、秋晴れという日が長く続きません。露地の作業ももう一息というところまで来ているのですが、また足踏みしているところです。ここ数年の秋の気候にはホントに悩まされます。 

 さて農園では新しい取り組みを始めました。プチ・マイクロシリーズを栽培している育苗箱ですが、長年繰り返し使用しているため、病気の被害が多くなってきておりました。洗浄機で一枚一枚洗ってはいるのですが、やはり菌は落とし切れていません。普通お米の苗箱や野菜や花苗の農家でも、使いまわしの箱はシーズン前に何らかの消毒をしています。そうしないと発芽はしても、その後腐ってしまうなど生育が安定しません。これまで何の消毒もしてこなかったので、ここ数年はその被害に苦戦していました。ですが、毎週毎週すごい数の箱を回転させておりますので、通常使われる薬剤液にドブ漬けというやり方は現実的ではありませんし、ガス消毒というのも効果は高いのですが、作業をやる自分たちに危険が伴います。そこで導入したのが蒸気消毒です。ボイラーで発生した蒸気を部屋の中へ送り、一気に高温殺菌するというやり方です。一度洗った苗箱をパレットに積み上げ、そのパレットごと消毒部屋へ入れます。その数なんと1500枚以上。あとは部屋の入り口を塞いで、ボイラーを点火するだけ。10分後には温度が50度を超え、40分後には80度近くまで上がります。私たちを悩ませていた立ち枯れ病の菌は、大体50度の10分ほどで死滅するということになっていますので、それ以上の時間をかけて消毒することになります。作業と言ってもボイラーに点火した後は、燃料と水が供給できていれば何もすることがなく、簡単です。終わってもすぐには熱は下がらず、出来たてホヤホヤ状態では熱くて作業もできませんので、熱が下がって使用します。シューシューと湯気が上がるのを見ていると、蒸し野菜か蒸し卵でも作ってみようかと余計なことを考えてしまいます。肝心の効果はというと、今のところ順調にいっており、これまでとは明らかに違う生育を見ていると、導入してよかったなと思います。これから12月に向けて忙しくなりますが、ロスのない確実な収穫が出来ることを期待しています。 


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